この記事のもくじ
車での暇つぶし
我が家の移動手段がほぼほぼ100%車移動なので、車内での子どもたちの暇つぶしアイテムは重要です。
お気に入りのタブレットを見たりおやつを食べたりもあるのですが、一番はDVDなどの再生でどのご家庭でも同じですよね。
たくさんのDVDを車に置いておけない
子どもは好みに敏感です。
ちょっとでもその時の気分に合わなければ、アレ見せてコレ見せてってどんどんリクエストを出してきます。
なので車内再生用に大量のDVDを用意しておく必要があるものの、置く場所も限られているので限界はあります。
そこで考えました。
iPhoneやiPadで「U-NEXT」や「Amazonプライム・ビデオ」などの有料動画サイトの映像を再生し、自由に見せられたら便利かも?と。
早速仕組み作りに
思い立ったら即行動です。
まずは必要な物を集める必要があります。
必要だった物は次のとおり。
HDMIタイプEのケーブル
6月に車を買い換えたのですが、その時のナビをHDMI入力端子が付いている最上位機種にしました。
純正ナビなのでけっこうお高かったのですが、まだまだ車でHDMI入力するというのは一般的ではなくほとんどがRCAピンジャックのアナログ入力です。
もしHDMIの綺麗な映像で動画を見たいのであれば対応したカーオーディオが必須です。
HDMI端子はカーオーディオの裏側にあるので接続するためにはケーブルを引っ張ってこないといけません。
ここで気を付けないといけないのが、カーオーディオのHDMI端子は家庭用機器の接続規格と違っている可能性があることです。
HDMIにはタイプEという車専用の規格が存在します。
これは揺れや振動が常にある車内でもケーブルが緩まないようにアタッチメントが付いている端子で、従来のケーブルとは端子の形状も違うので互換性はありません。
このケーブルをいざ購入しようと思えば家電量販店で手に入れるのも難しく、カー用品店でも在庫を置いてあるのは稀です。
わたしも探し回りましたが結局はどこにもなくてAmazonで注文しました。
ケーブルの接続デバイス側の端子がオスとメスがあり、オスだと不便なので差し込み口タイプになっているメスのケーブルを購入しましょう。
とりあえずお持ちの機器にどんな端子が使われているか確認して必要であればケーブルを用意しましよう。
HDMIケーブル
iPhoneのHDMIアダプタからHDMIタイプEのメス端子に繋ぐためにはHDMIケーブルが必要になります。
これは家電量販店でも購入可能ですが、いざお店に行ってみると3000円したりする物もあり意外と高価です。
せっかくなのでケーブルも一緒にAmazonなどで注文してしまいましょう。
Lightning HDMIアダプタ
iPhoneやiPadなどのLightning端子からHDMI出力ができるアダプタです。
同時に充電ができる端子も付いていて便利です。
半値以下で互換商品がたくさん販売されていて飛びつきそうになりますが、実はぜんぜん「互換品」ではありません。
Appleの純正品以外はYouTubeなどの映像や自分で撮影した動画などはHDMIで出力できても、有料ストリーミングサービスのU-NEXTやプライム・ビデオは出力することができなくなっています。
耐久性にも疑問があり1回使っただけで壊れたなどのレビューもありますし、iOSのバージョンアップに伴い使えなくなることは全然あるので必ず純正品を購入しましょう。
Lightning延長ケーブル
iPhoneの充電端子であるLightningをケーブルで伸ばすための延長ケーブルです。
なぜこれが必要かというと、Lightning HDMIアダプタのケーブルが固く車で使うには不便なんです。
ケーブルも10㎝くらいしかないので少し動かしただけでもゆるんで映像が途切れるということを何度も経験したので延長することにしました。
私はこうやって100均のプラケースに入れて緩み対策をしています。
これならHDMIアダプタの断線も防げて一石二鳥です。
接続します
必要なパーツは揃ったので接続してみます。
カーオーディオとはいえ、家庭用AV機器と仕組みは変わらないので断線などがない限りはうまくいくはずです。
iPhoneのLightning端子に延長ケーブルを挿してそこにHDMIアダプタを接続。
そこにHDMIを接続し最後にカーオーディオの裏から伸ばしたHDMIタイプEのケーブルに接続。
無事映りました
接続しただけでiPhoneの画面がミラーリングされて画面に映ります。
動画に限らず子どもの写真やもちろん自分で撮影した動画、その他の画面もiPhoneと画面の両方に映るので、例えば子どもにレストランのメニューを見せて「どれ食べたい?」なんてこともできます。
ついついカーオーディオの画面をタッチしそうになりますが、押しても意味ないので慣れましょう。
配信サイトを映す
目的の配信サイトの動画を再生してみます。
大成功!
フル画面でDVDを再生しているみたいに見られます。
映像もかなり綺麗です。
これもうDVDいらないかも。
ちゃんと後部座席用のサブディスプレイも同じ映像が出力されています。
通信容量には注意
ストリーミング配信サービスなので当然パケット通信を使います。
なにも気にせず再生していると思わぬ容量を使っていて高額請求なんてこともあるので注意です。
私は1年間通話と通信が使い放題の「楽天UN-LIMIT」を契約して気にせず使っています。
楽天エリア外なので高速通信は毎月5GBまで、それ以降は通信速度が1Mbpsに制限されるものの、実はこの速度でも動画再生は可能。
特に問題無く使えているというか、かなりお得に使わせてもらっています。
HDMI端子がなくても大丈夫
ほとんどの人がカーオーディオにHDMI端子が搭載されていないはずですが大丈夫です。
もしRCAピンジャックというアナログ入力端子(昔から家電に付いている黄色・赤・白の端子)があればHDMIを変換するケーブルで実現できます。
車の入れ替えと同時に処分して写真や現物が無いのでお見せできませんが、我が家も以前の車はHDMI端子がなかったのでこの方法で映していました。
システムとしてはほとんど同じで、唯一違うのがカーオーディオに接続するHDMIタイプEのケーブルで、これが不要になり代わりにHDMI変換ケーブルが必要になります。
Amazonで1000円程度で買えるのでお安くてお得です。
他の機器も繋がります
HDMI接続なので、それに対応した機器であれば色々繋げる事ができます。
以下は私が試して実際使った事があるものです。
Google Chromeキャスト
Googleが発売しているストリーミング機器です。
iPhoneなどからセットアップし同じWi-Fiに繋ぐことで動作し、対応した動画サイトでChromecastを選ぶ事により動画が映し出される仕組み。
メリットとしてはiPhoneなどから映像を送ってしまえば他の作業を行えること。
動画を見ている間はスマホで動画を再生している必要がなくなるので、ナビなど他の用途に使う事が可能です。
デメリットはスマホに保存した動画などを再生できない事で、必ずパケット通信が発生するため相応のWi-Fi機器が必要になります。
私は以前これを使っていましたが、iPadを入手したのでコチラに置き換わりました。
Amazon Fire TV Stick
これもGoogleのChromecastと同じ物になります。
ただ、いろんな大人の事情があってChromecastではAmazonプライム・ビデオが視聴できない時期がありました。
現在お互いに和解しどちらの機器でも自由に観られるようになっています。
こちらのメリットは音声入力ができて、車でもスマホをいじらず声で映画を探せるので重宝していました。
これもiPadに置き換わり引退です。
ミニのレトロゲーム機
Nintendoからミニファミコンが発売され、それ以降ミニのレトロゲーム機が多数発売されていますが、いずれもHDMI端子を装備しています。
ということは電源さえ確保できればゲームも可能なわけです。
あいにくこのミニシリーズは軒並み低電力で動いており、接続はUSB接続のためモバイルバッテリーや車のUSB接続で十分稼働します。
これはあくまで将来子どもができるかもって実験で動かしてみましたが問題はありませんでした。
車でゲームができるってちょっと面白い発想です。
Androidは?
Androidに関しては端末はあるものの需要がなかったので試していません。
ただHDMIで出力が可能で家庭用テレビでも映るのなら問題無く試用できるでしょう。
最後のまとめ
子どもを連れての車移動はいかに退屈しのぎをさせるかが最重要課題。
ある程度大きくなると自分の事をしてくれたり、景色で楽しんだり好きな音楽聴いたりってしてくれるのですが小さい頃はそういうわけにもいきません。
こうやってみんなで好きな映画などを見ながら車移動すると、もしかしたら車に乗ることを好きになってくれるかもしれません。
我が家の長女は実際何の映画見れるかワクワクして乗ってくれています。
少しは投資が必要になりますがこうやって工夫してみるのもおすすめですよ。