祖父や祖母の事、なんて呼ばせてる?

ほとんどの家族は子どもの両親以外にも祖父や祖母と接する機会がありますが、みなさん子どもになんて呼ばせていますか?

現代はじいじ・ばあば

とあるネットサイトのアンケートでは半数近くが「じいじ・ばあば」(もしくは「じいじい・ばあばあ」)で、その次が「おじいちゃん・おばあちゃん」という順位で現代では「じいじ・ばあば」ポピュラーな呼び方として定着しているようです。

おじいちゃん・おばあちゃん

我が家では小さい頃から一貫して「おじいちゃん・おばあちゃん」と呼ばせるようにしています。

理由はいくつかあるのですが、最大の理由は年上、特に祖父や祖母は敬うものという思いからで、あくまで言い方の問題から何かが影響でるわけではないものの、やはり初めは言葉から正しくしていくことは有用性があると考えそうしています。

言いやすいからは間違い?

「じいじ・ばあば」について調べると「パパ・ママ」と同じく子どもが言いやすいからという意見もたくさん出てきます。

ただ実際そうでしょうか?

我が家では最初から「おじいちゃん・おばあちゃん」で一貫しているものの、子どもが言いにくくて困っている、もしくは親・祖父・祖母が困ったことは一度もありませんし、2歳の次女も自然と「おじいちゃん・おばあちゃん」と呼んでいます。

ちなみに言い方の練習は一切したことがなくて、ビデオ通話などで「ほら、おばあちゃんだよー」とか「おじいちゃんバイバイ」など言っているうちに自然と覚えたようで、言いにくいというのは少しオーバーかもしれません。

絵本と食い違いたくない

昔話のアニメや絵本を読むと「昔々おじいさんとおばあさんが」と始まります。

もしかしたら現代版昔話で「昔々じいじとばあばが」と書かれたものもあるかもしれませんが稀です。

絵本の役割は創造性を広げたり、読解力を付けるなど多くの効果が見込めますが、正しい日本語を学ぶ目的もあると思います。

そこで「おじいさんとおばあさんが」と書かれているのに、普段の生活では違う呼び方をするのでもしかしたら子どもたちは別の存在と思っているかもしれません。

できるだけ普段の生活との剥離が置きないようにできたらと考えたのも一つの理由です。

子どもは途中から直さないといけなくなる

これ、けっこう重要だと思うのですが、かなり大きくなっても「じいじ、ばあば」というのは世間体的にも恥ずかしいです。

実際成人を迎えても言っている人はいるようですが、もし就職の面接などで思わず出たらデメリットしかありませんよね。

成長と共に段階を追って「おじいちゃん」・「祖父」と言い換えていく必要がありますが、「じいじ」からスタートすると改めて言わせ直しをする必要が出てくるのは子どもには酷かもしれません。

特に中学生からは「おじいちゃん」と呼ばせる両親が多いようですが、子どもの立場になって考えてみたらどうでしょう。

いままで「じいじ」って言っていた家族を急に「おじいちゃん」って呼ばないといけなくなったのって、思春期の中学生には恥ずかしいんじゃないかなって思います。

特に反抗期なんかに入っていると矯正は難しいかもしれませんので、やはり近くにいるからこその家族の呼び方くらいは初めから正しく呼ばせることの大切さもあるかもしれません。

母もおばあちゃんと呼ばれたい

私の母にどっちで呼ばれたいと聞いた事があります。

すると「ばあば」はきつい言われ方の感じがして嫌だそうで、「おばあちゃん」は優しい言い方なのでそちらの方が良いと言っていました。

これは私が晩婚で母も70近い高齢というのも絶対的に作用していることは確かで、他の若く結婚した方だと祖父が40代というのはザラにあり、そういう方は年齢的にも「ばあば」の方がまだフィルターがかかって聞こえるのかもしれません。

いずれにしても大人の事情もあっての呼ばせ方は1つ理由としてあるはずです。

いつ直すかが大切

呼び方なのでどんな呼び方をさせるかは家庭環境や好みもあって絶対はないです。

ただ、子どもの成長と共に直さないといけない日は必ず来るので、いつどうやって直していくかというタイミングの方がとても大切だと考えます。

子どもの行動ばかりに目が行きがちですが、言葉って子どもや家庭環境を表すツールの一つです。

大きくなっても困らないように注意を払ってあげる必要もあるので、言い方というのもしっかりと耳を傾けて行く必要がありそうですね。