宿泊予約サイトのポイントが1万円程度期限を迎えるので、ポイント活用で別府の老舗ホテル「別府亀の井ホテル」へ行ってきました。
この記事のもくじ
別府の発展に貢献した創業者
創業者の油屋熊八が旅人をもてなすことを忘れてはいけないというサービス精神のを実践するため1911年に亀の井旅館を創業したのが始まりで、洋風に改装し現在の亀の井ホテルという名前になったのは1924年のこと。
女性によるバスガイド付き定期観光バスを日本初で考案したのも彼で、様々なアイデアで別府の名を全国に広めた貢献者です。
当初はアルコールの提供もしていなかった
熊八はクリスチャンでアルコールの類は一切飲まなかったため、当時は一切の酒類の提供はしておらず、森永製菓の創業者が滞在中に酒を注文しようとしても断り、なおも食い下がる態度に「あなたは子供のための菓子を作っている会社の社長であるのに、酒が飲めないのかと悔しがるのはおかしい」と言い放ったというエピソードが残っています。
これはクリスチャンである彼の立場もそうですが、旅館は体を休める所であり酒を飲む場所ではないという彼のホスピタリティ精神ゆえの考え方です。
そんな歴史ある亀の井ホテルは現在でもその精神を受け継ぎ、気持ちの良いサービスを展開しています。
カジュアルな客室
客室は322部屋あり、今回利用したのがシングル13平米の次にスタンダードなツインルームで、それでも広さは21平米あり窮屈な感じはしません。
部屋の設備は標準的で、歴史はあれどカジュアルで気兼ねなく利用できるのは子ども連れでも気楽なところです。
バス・トイレ
バス・トイレは他のホテルと同一の感じで、バスタブは少しゆったりしたタイプ。
別府に来たからには温泉なわけで、ほとんどの人は大浴場を使うと思われるのでそんなに部屋のお風呂にこだわる人はいないはずですが、それでも我が家のように幼児連れのファミリーは温泉に入れなかったりもあるので、ゆったりタイプのバスタブはありがたいです。
別府が一望の客室
今回用意頂いたのが海側で17階中15階の客室。
亀の井ホテルは別府でもナンバーワンの高さを誇るホテル。
客室は大きな1枚ガラスになっており、眺望を存分に楽しめるよう工夫されています。
特に夜景は一番の宿泊特典かもしれません。
亀の井ホテルは高齢者の利用も想定されているのか、グレードの高い客室ほど低階層に用意されています。
ホテル利用者は多く、エレベーターも15階にはなかなか来なかったのでナルホドといったところ。
ただ、そもそも高い立地にホテルはあるので低階層でも十分な眺望は期待できそう。
我が家は子どもたちが高いほど喜ぶので、エレベーターを待つのくらいは全く問題ありませんでした。
子どもに優しいホテル
熊八の精神がきちんと受け継がれ、子どもにも楽しいホテルづくりがされているのも特徴。
豊富な離乳食
1階の売店では赤ちゃん用離乳食が豊富に販売されています。
電子レンジは同じフロアーに2台常備。
わざわざ離乳食を持ってきた人はワーって思うかも。
子ども用品は離乳食以外にも揃っているので安心して利用できますね。
ただ、売店の営業時間が現在では17時以降のみで朝からの営業が無かったりもするので、営業時間は要チェックです。
ベビールームも
ちなみに2015年8月にはベビールームも5部屋オープン。
ベビーベッド、電子レンジ、空気清浄機、バスチェア、ベビーバス、子供用踏み台、子供用便座、おむつバケツ、赤ちゃん用全身泡ソープ、知育玩具、大きな絵本と、十分すぎる設備や備品を備えていて、部屋も42平米と広く、赤ちゃんと遊べるキッズスペースも確保されているので、赤ちゃん連れなら少し投資をしてでもこの部屋に泊まる価値は十分にあります。
縁日コーナー
ホテル3階にはホテルに珍しく縁日コーナが備わっています。
このフロアは温泉のあるフロアで、大人も子どもにも楽しいフロアになっています。
縁日コーナーはけっこう大きいです。
1人おやつ6こずつねって、子どもたちのお買い物タイムを楽しみました。
縁日らしくサメつりみたいなのもあります。
1回100円で中には子ども向けおもちゃが入っていました。
これ以外にも300円の福袋が売っていて、色んなおもちゃやグッズが入っていてお得だったかも。
ゲームコーナーにキッズスペースも
隣にはゲームコーナーもあります。
温泉と言えばゲームコーナーですが、UFOキャッチャーの景品は鬼滅系で、ゲームも古い感じは無くて、ちゃんと考えられて設置されているようです。
二の次の運営・設置ではなくて、ちゃんとアミューズメント運営部とかありそうです。
キッズ・スペースもあるので、家族の温泉待ちの間に赤ちゃんを遊ばせておくのにはちょうど良さそう。
4歳の長女は縁日よりもこっちを気に入って遊んでいた模様。
ランドリーもこの階に備わっています。
自販機・製氷機
自販機と製氷機は各階のエレベーター前にあるので便利。
別府駅まで徒歩5分
立地は良くて別府駅までは徒歩5分程度。
10分ほど歩くと大きなゆめタウンもあります。
コンビニはローソンが目の前にあるので深夜の買い物にも役立ちますね。
駐車場は隣が300台駐車できる立体駐車場なので、満車で他のところに駐車するような事は無いかもしれませんが、ここは24時間330円で利用できるタイムズで一般利用も可能なので、ホリデーシーズンの日中は比較的駐車台数は多いかもしれません。
大分県ではGo To イートのキャンペーンで「おおいた味力食うぽん券」を発売中で、ゆめタウンでも購入が可能。
1冊10000円で12500円分のクーポンが利用できるので購入して活用させてもらいました。
徒歩で商店街にもいけるので、夕食は付けずに外食しても良さそう。
ヴォルケーノステーキレストラン
我が家も夜は外に出て、駅の近くにあるヴォルケーノステーキレストランというところを予約して夕食を食べました。
ここは口コミも良くて、サーロインステーキが780円から食べられる良心的なお店。
リブとサーロイン、そしてメニュー外で入荷していてオススメだったヒレをハーフサイズでいただきました。
都会で注文したらそれぞれ1000円ずつ違ってきそうな価格で、とっても柔らかいお肉でソースも美味しかったので、久々に美味しいお肉が食べられたって家族も大満足。
子どもたちもそれほどお肉は好んで食べるタイプではないのですが、何回もおねだりしてきて半分以上は子どものおなかに入ったかも。
バイキング
今回は朝食のみ付いたプランで予約。
朝食はバイキングでした。
別府の地獄めぐり周辺でもたくさん販売されている名物地獄蒸しが食べられます。
他にもラーメンやフォー、うどん、そばなどの麺類も豊富で、朝から美味しい物をたくさん食べたい人は夕食を控えめにしたほうが良いかも。
妻はこのホテルの良さとして朝食をあげていて、とっても満足したようです。
館内Wi-Fiは少し不安定
無料提供されているWi-Fiは上り平均10Mbps前後、下りは1〜30Mbps程度の増減のある速度でした。
ただ安定はしていないようで、部屋でアプリをダウンロードするにも数十分かかったりと、ワーケーションやテレワークで利用するには不安のある感じでした。
お仕事で使いたい方はWi-Fi端末を持参する方が安心かもしれません。
子連れで安心して宿泊できるホテル
別府亀の井ホテルは小さな子どもを連れていても、食事やアミューズメントなど必要としている設備がきちんと備わっており、観光地への中継点としても別府地獄めぐり、ラクテンチ、ハーモニーランドなどへも足を伸ばしやすいのでどの世代にもおすすめできるホテルです。