奥出雲の隠れたスポット

先日、結婚記念日で旅行をしようということになり島根県のちょっと変わったホテルに泊まってきました。

島根と言えば出雲大社ですが、今回のホテルがあるのが出雲大社から山道を走ること1時間、田んぼが多く広がる土地にそこは突如現れます。

日本で唯一の「泊まれる博物館」

突如現れる恐竜のオブジェ。

実はここ「奥出雲多根自然博物館」という「宇宙の進化と生命の歴史」をテーマにした博物館です。

博物館にしては外観がファンタジーなのですが、「メガネの三城」でおなじみ創業者多根良尾さんの出生地に建てられていて、展示物は2代目・多根裕詞さんの化石コレクションなどを中心に集められています。

近くにはそっくりの建物で「メガネの三城」も。

この博物館はそれだけじゃなく、なんと日本で唯一の宿泊施設も兼ね備えているというとっても面白い所です。

「泊まれる博物館」と言っても、敷地内にホテルが建っているという邪道ではなく、1〜2階が博物館、3〜5階が宿泊施設、6階がレストランという正真正銘の泊まれる博物館になっています。

子どもに嬉しい恐竜ルームも

部屋はツインやトリプルなどの通常部屋と、恐竜のオブジェやフィギュアで遊べる恐竜ルームも用意されています。

今回は直前の予約で残念ながら恐竜ルームは完売。

一泊夕食付きでトリプルルームを予約しました。

部屋は狭すぎない20平米くらいの大きさで、よく冷える冷蔵庫やお茶セットなど必要なものは一通り揃っています。

けっこうスピードの速い無線LANも飛んでいるので、テレワークのお父さんにも対応可能です。

ちょっとした嬉しいお持ち帰りグッズも

浴衣などはコロナ禍でも嬉し安心の個別包装。

歯ブラシは付属していますが、その他のアメニティグッズやドライヤーはフロントでピックアップする必要があります。

トートバックとタオルはロゴ入りで記念に持ち帰ることが可能で、特にトートバックはちょっとしたお土産として嬉しい感じです。

バス・トイレは別、その代わりに温泉も

このホテルで残念なのがバス・トイレが別で共同使用になっているということ。

博物館に併設ということでターゲットは完全に子どものいるファミリーなのですが、バス・トイレ・洗面台は共同使用になってるので、ウンチで汚して身体を洗いたい時や哺乳瓶などを洗ったりなど不便するシーンはありそうです。

共同設備は綺麗に清掃してあるのでその点は安心でした。

お風呂は向かいにある温泉施設が利用できて、宿泊中は何度でも利用可能になっています。

美肌の湯の温泉なのでママにはかなり嬉しいかも。

博物館から浴衣を着て皆さん温泉を利用されていましたよ。

ちなみにウチはまだ1歳の娘がいるので残念ながら温泉の利用はパス。

その代わりに館内3階にあるお風呂を利用させていただきました。

このお風呂は男女別で、女性は5名定員、男性は2名定員の小さめのお風呂で特に温泉とか言うわけではありません。

ただ水質は良いようで、入浴後は明らかに髪の毛と肌つやは良い感じになっていました。

一応聞いてみると赤ちゃんの利用もOKということでした。

子どもが大喜び「恐竜プレート」

毎回宿泊の際は4歳のユメと1歳のノゾムはまだ小さいので添い寝で予約するのが普通なのですが、今回はユメだけは食事ありで予約。

その理由がコチラです。

「恐竜プレート」。

子どもが大好きなハンバーグとかエビフライを中心に、恐竜型の卵焼きや足跡型の海苔など子どもが大喜びするおこさまランチになっています。

目論見通りユメは大喜びで、さすがに全部は食べきれなかったもののいつもよりしっかり食べてくれましたよ。

1歳のノゾムは添い寝・食事なしで予約しているにも関わらず、ご飯とお漬物をサービスで出して頂きスタッフさんに感謝です。

ちなみに大人の食事はキノコたっぷりのお鍋。

出汁もきいていてとっても美味しくいただきました。

施設のまわりはコンビニもスーパーも無いので食事付きのプランにしないとエライ目にあいますよ。

節約して素泊まりはオススメしません。

宿泊者だけのお楽しみ「ナイトミュージアム」

19時からは宿泊者だけが楽しめるイベントが始まります。

それが「ナイトミュージアム」。

昼間と違って薄暗い照明の中、BGMも恐竜の足音になるなど少しドキドキするミュージアム体験ができるようになっています。

ただ単に夜の博物館をそれなりの演出で見るだけでなくてクイズラリーも実施。

それぞれの展示物から4択の答えを探し出してくるのですが、大人の力がないと答えられない問題ばかり。

ぜひ親子でチャレンジしましょう！

80点以上獲得できたら賞品ももらえますよ。

他にもおこさまお楽しみアイテムはあります。

それがこの探検グッズ。

双眼鏡と探検ライトを貸してくれます。

実際ライトが必要なくらい薄暗く照明は落とされているのですが、双眼鏡に関しては必要ありません。

むしろ虫眼鏡の方が役に立ちそうなくらいです。

ですがこうなります。

こういうアイテムがあるだけで子どもの探究心に火がつきます。

いろんな所で双眼鏡をのぞいては驚いたり喜んだりしていました。

こうやって色んな写真が残るのもいいですね。

展示物は珍しく触れる物がけっこうあって、子どもの好奇心を刺激してくれます。

どのファミリーも親子で楽しんでいたようですよ。

工夫で楽しませくれる施設

バス・トイレも別だし、まわりは何もないし、博物館も大きいわけではない。

それでもナイトミュージアムの演出だったり食事の工夫など、また来てみたいと思わされたのは事実。

スタッフさんも対応は良く、楽しんでもらおうという気持ちはとっても感じました。

下の子がもう少し大きくなって色んな事がわかるようになったら、再びここを訪れて今度こそは恐竜ルームに泊まってみようと思います。

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