母乳って実はこんなに凄い!どんな成分が含まれてる?

本当に凄い母乳

我が家の次女も2歳を超えているのですでに終了していますが、今回は母乳の凄さについて書いていきます。

母乳は3段階

男性なので母乳について今まで知る機会に恵まれませんでしたが、実は母乳ってずっと同じ物が出ているわけではないんですね。

子どもの成長に合わせて3段階で内容が変わります。

1段階-初乳

よく聞くのがこの初乳という言葉、赤ちゃんに初乳が大切と先生からも言われるので母乳が出ないパパでも育児をしてきたのなら初乳の大切さは実感していると思います。

最初の3日間程度出るのがこの初乳で、色は黄色みがかっています。

後に出る母乳よりも濃く粘りっけもあります。

実は成分は後の母乳と変わらないものの、その配合が生まれたばかりの赤ちゃんを守るようバランス調整され、ビタミンも豊富に含まれています。

また生まれたばかりの赤ちゃんが胎便(生まれて初めてのウンチ)を出す事を助けるため、下剤の役割も兼ねています。

2段階-移行乳

5日目くらいになると移行乳という2段階目の母乳に変わります。

この頃になると母乳を作り始めるので乳房が張ったり大きくなるのを実感するそうです。

赤ちゃんがこれからすくすく成長していくためのご馳走とも言える成分で満たされていて、健康維持のため身体を作るための抗体や細菌も含まれます。

初乳に比べて脂肪や糖分は増加しています。

3段階-成乳

4周目くらいになると最終段階の母乳、生乳に変化します。

糖質も一番多く甘い味に変化し、初乳に比べるとサラサラした感触になり色も透明がかってきます。

初乳の頃に含まれていたタンパク質ホエイとカゼイン。

ホエイが9割型を占めていたのに対してホエイが6割、カゼインが4割と割合が変化します。

ホエイは吸収の良いタンパク質で赤ちゃんの免疫力を高める働きをし、カゼインは抗菌作用のあるタンパク質で、赤ちゃんの胃で胃酸と出会うと固まり赤ちゃんが満腹感を維持する役割も果たします。

1年ほど授乳を続けていると割合が5:5に変化し、その他の成分も赤ちゃんの成長に合わせて変化していきます。

母乳は血液からできている

母乳は白色なので知識なしだと何からできているか不思議ですが、ママの血液からできています。

母乳に使われる成分のうち白血球がメインになり、赤血球は使われないので赤い色が付いていないのです。

授乳中は以前よりも鉄分不足が起こりやすく、もともと貧血気味だったママは貧血症状が続く事もあります。

なので適切な食事や休息なども十分に行う必要があると同時に、同居している家族の理解やケアも十分に必要な時期になります。

母乳の成分は?

母乳の成分は大きく分けると糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルで、さらに細かい成分に分けるとラクトフェリンやビタミンA・D・E、カルシウム、ナトリウム、鉄など20近い栄養素が豊富に含まれています。

まさに天然の健康食品であり、それがママから出てくるなんてとっても凄いことだと思います。

無理をしないことが大切

日本人で母乳が楽に出たママの割合は4割程度らしく、半分以上のママは母乳の出が悪かったりで苦労をしているようです。

よく完母がいいなども言われますが、それぞれの家庭やママの状態を考えて無理をせず混合又はミルクに切り替えていくことが大切。

我が家もママがそれほど母乳の出が良くなかったので、長女の時は半年ほど、次女の時は3ヶ月ほどが母乳期間で、それ以降は無理をさせないようミルクに切り替えました。

最近のミルクは成分も良くなり母乳を補うことも問題無くなっています。

それぞれメリット・デメリットは当然あり、母乳だと適切な栄養素を赤ちゃんに与えられたり、産後うつにもなりにくいや、子宮の収縮の手助けにもなると言われ、ミルクも赤ちゃんを預けやすくなったり、パパが授乳の手伝いができることや、授乳量が明確になるなどのメリットもあります。

ママが育児をしていくのに苦労しないよう選択肢を考えていくのがベストです。