この記事のもくじ
毎日使うものだから知っておきたい
赤ちゃん用のおしりふきや手口ふき、だいたいの方が水99%や99.9%なんて書かれた商品を使っているはずです。
水が99%なので安心なんて思って何気なく使っているものの、残り1%って気になりませんか?
おしりふきは早い方で2年以内には卒業ですが、手口ふきに関しては5年近くも使うことがあるので気を配りたいところです。
本日は1%の正体について調べていきます。
成分は?
各社発売されているおしりふきなどはそれぞれ成分が違います。
ただそのほとんどがパラベン不使用とアピールしているはずです。
我が家で長年使っているアカチャンホンポのおしりふきや手口ふきにも目立つように記載されています。
パラベンって何?
パラベンは食品や化粧品などに用いられる防腐剤。
パラオキシ安息香酸エステルの総称で、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどを聞いたことがあるはずですが、こういったものをまとめてパラベンとよんでいます。
パラベンに関しては良い悪いがネット上でもたくさん記事を見つけることができますが、防腐剤としては100年以上も歴史があるもので、食品や化粧品などを微生物による腐敗から守るという役割を考えれば必要性のある添加物となりますが、反面アレルギーを引き起こしたり肌トラブルや刺激を感じるなどのデメリットも報告されています。
使っていないに越したことはありませんが、コスト面などを考えるとどうしても使わざるを得ない状況があります。
パラベンフリー=安全ではない
パラバンフリーと書かれていると何か安全な気がして購買意欲がそそられますよね。
特に赤ちゃん用品なら尚更です。
ただ気をつけてください。
パラベンフリーの製品はパラベンが使われていないだけで、パラベンに変わる防腐剤が必ず使われています。
それがオーガニックなのか化学合成された添加物なのかは自分の目で確かめるしかありませんが、最悪の場合パラベンよりも身体に刺激のある成分が入っている可能性だってあるのです。
実際に確かめてみましょう
私の使っているアカチャンホンポの製品はどうでしょうか?
成分を調べてみます。
成分表示は配合量が多い順番に記載し、最後に着色剤を順不同で記載するよう決まりがあります。
ここで水が最初になければ嘘になるので、万が一そういう製品があれば絶対購入はNGです。
水以外、つまり1%で使われている成分は、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、グルコシルセラミド、α-グルカン、グリセリン、PCA-Na、PEG-60水添ヒマシ油、安息香酸、安息香酸Na、セチルピリジニウムクロリドです。
保湿剤
加水分解ヒアルロン酸は乳酸球菌の発酵により作られ、ヒアルロン酸Naは人体の中にも存在、グルコシルセラミドは稲などから作られ、α-グルカンはデンプン、グリセリンは天然化合物、PCA-Naは角質層の中に多く含まれており、いずれも保湿成分として加えられているようです。
界面活性剤
PEG-60水添ヒマシ油は界面活性剤で汚れを浮かせて落ちやすくする目的で配合されているようです。
トウゴマという種子から作られますが、石油由来成分を用いて作られたものもあるので注意が必要です。
防腐剤
安息香酸、安息香酸Naは防腐剤として数々の生活用品や飲み物にも配合されています。
天然フルーツの中にも存在していますが、他の添加物との組み合わせにより発ガン性物質を生み出す恐れがあると報告されています。
日本においては安全性の高い成分とされています。
セチルピリジニウムクロリドはトローチや薬用のど飴などにも含まれる殺菌成分。
アレルギーなど引き起こす可能性もある成分で、表示指定成分になるので一応は気にかけておいた方が良い添加物となります。
ほとんどが保湿成分でした
成分として多い順番に水、保湿成分、海面活性剤、防腐剤という順番でした。
コスト削減のこともあるし、毎日使う物なのでできる限り良心価格という部分でどうしても後半のような防腐剤を使わざるを得ないのが現状です。
1枚単価1.1円などのコストとなればどうしても科学の力を借りざるを得ないので、心配であればシャワーなどと併用するなどしてできる限り使用を控える事も一つの方法です。
我が家は家では手口はふきん又は手洗い、お尻はお風呂でシャワーにし、手口ふきなどは外出時のみ使っています。
いずれにしてもデリケートな肌の赤ちゃんに使う物、成分表示にも気をつけたいところです。