赤ちゃんの肌を守る、かなり大切な洗濯槽の洗浄。アレルギーや皮膚炎の原因にも。

意外に忘れがちな洗濯槽の清掃

年末の大掃除ということで洗濯槽の洗浄を行いました。

洗濯槽の裏側って普段見えないのでお風呂やシンクの掃除と違って忘れがちになりますよね。

私も正直1年に1回という感じです。

赤ちゃんの肌トラブルの原因にも

洗濯槽の裏に付く汚れの原因は「水アカ」「石けんカス」そして一番怖い「カビ」などになります。

カビは洗濯の際衣服に付着し、デリケートな赤ちゃんの肌にアレルギーや皮膚炎などのトラブルを起こしてしまう可能性があり、できれば徹底的に除去していきたいです。

赤ちゃんのためにせっせとお洋服を洗っているのに逆効果になっているかもと思えばめちゃくちゃ怖いですよね。

ゴミが見られたら早急な対応を

長年洗濯機を使っているとワカメのようなゴミが浮遊したり、せっかく洗った洗濯物に黒いつぶつぶが不着することがあります。

これは洗濯槽の裏に蓄積した「汚れ」や「カビ」が剥がれて出てきたもので、家電メーカーでも相談件数の多いトラブルのひとつとなっているようです。

ただし洗濯機を買い換える必要はありません。

洗濯槽クリーナーで綺麗に除去してしまいましょう。

安全で効果の高いシャボン玉のクリーナー

ドラッグストアに行くと幾つかの洗濯槽クリーナーが販売されています。

アリエールとカビキラーのクリーナーもあって、おなじみのブランドということで手も出しやすいですし、お値段も100円〜200円ちょっとで販売されています。

正直効果が一緒なら安い方がいいですよね。

赤ちゃんや子どものためにも安全に洗浄したければ「シャボン玉洗濯槽クリーナー」が一番オススメで、子育て世代にもとっても評判が良いクリーナーです。

amazonだと安いです

安全な分お値段は少し高め

お値段は他の製品よりも少し高くなります。

ただ、他社の製品では落ちなかった汚れが取れたという話も聞きますし、何よりも使っている成分が安全性が高い事が一番オススメできる理由です。

ちなみにamazonでまとめ買いするとちょっとお安く購入できますよ。

気になる成分は?

どんなに効果の高いクリーナーがあったとしても強い薬剤などが入っていると意味がありません。

赤ちゃんの肌は誰よりも弱くてデリケートなので、残った洗浄剤で逆にダメージを受けてしまうのは絶対避けないといけません。

「シャボン玉洗濯槽クリーナー」の主成分は「過炭酸ナトリウム」、「脂肪酸ナトリウム」、「重曹」です。

重曹のように聞いたことのある成分もありますが、それぞれどんな物でしょうか。

過炭酸ナトリウム

「炭酸ナトリウム過酸化水素化物」の通称で、漂白・除菌・消臭の成分として多くの製品に用いられている成分です。

洗濯洗剤の裏側を見ると漂白剤として一般的に使われていて、同じく配合されている重曹よりも汚れ落としの効果は高いとされています。

お湯で溶かすと家庭内の様々な掃除に使える万能スプレーとして利用でき、水に分解されやすい性質があるので環境にも優しいと言われています。

脂肪酸ナトリウム

界面活性剤の一部となります。

「水と油」という言葉があるとおり、通常混ざり合うことのない水と油のそれぞれを馴染みやすくする性質を持っていて、結果汚れを浮かせて洗浄する役割を持っています。

界面活性剤と聞くと水質汚染や人体への影響も懸念してしまいますが、これは石油を用いて安価に大量生産しているいわゆる「石油由来」の成分で、米ぬかや牛脂などいわゆる口に入れても大丈夫な「天然由来」を成分とした界面活性剤もあります。

一般的な洗濯洗剤や食器用洗剤などは安価に大量生産するため石油由来の成分を使う事が一般的です。

反面、川や海を汚す原因にもなっていますし手荒れなどの原因にもなっています。

天然由来はコストもかかるので製品価格は上がりますが、環境保護やカラダへの安全性も考えると選択肢として加えたい成分のひとつになります。

ちなみに洗濯洗剤の場合、裏面の成分表示に「洗濯用合成洗剤」と記載されていれば石油由来「洗濯用石けん」と記載されていれば天然由来の洗剤となります。

「シャボン玉洗濯槽クリーナー」は他社製品よりも数百円高価なものの、天然由来の界面活性剤を用いてより安全性を重視した商品になっています。

数百円の差で安全が買えるのなら投資しても良い金額ですよね。

重曹

「炭酸水素ナトリウム」の通称が重曹です。

パンを手作りしたことのある方ならご存じの通り、パンを作る時の食品添加物として使われるなど安全性も高い成分で、水に溶かして家庭内掃除用スプレーや、意外な所では消化器の成分として使われています。

その昔、夏みかんに付けて食べるという習慣もありました。

必要な道具を揃えましょう

さぁ、これから実際に洗浄作業をしていくようになりますが、まずたまっている洗濯物は先に洗ってしまいましょう。

せっかくなので綺麗な洗濯槽で洗いたい所ですが、洗浄を始めると長くて半日以上洗濯機が使えなくなります。

必要な道具は少なくて、

「シャボン玉洗濯槽クリーナー」

・ゴミ取り用の網

以上2点あれば洗浄は可能ですが、できれば残りカスを流すためのバケツやホースがあると作業がはかどります。

高水位で水を溜めます

準備ができたら早速洗浄開始です!

まずは高水位で水を溜めます。

高水位で水を溜めます

風呂水取りポンプがあると便利

水道水よりも40度くらいのお湯だと効果が高く、通常よりも高水位にしてより広い範囲で汚れ落としをしたいので風呂水取りのポンプで給水しています。

今回の洗濯槽の水溜め意外にも水道代の節約や温水で洗濯ができるので、風呂水ポンプは持っておきたいアイテムです。

洗浄剤を入れて待つだけ

水が溜まったら洗浄剤を残さず全て入れます。

残さずに全部入れきります

あとは3分ほど洗濯機を回して撹拌し、その後3時間以上放置します。

アワアワになります

5分ほどで既に効果が

つけ置きしてから5分程度すると泡が徐々に引いていきますが、すでにカスが浮いてきています。

効果が早すぎる!

この程度で汚れが浮いてくるとかかなりすごい効き目です。

3時間後、、、

待っている間に外出して帰って来ると凄いことになっていました。

たくさんのカスが

写真では少なそうに見えますが、あくまで浮いている分が見えているだけで、水中では無数のカスが浮遊しています。

根気よくすくいます

とりあえず浮遊しているカスを網ですくい上げていきます。

地道だけど大切な作業です

この作業はかなり面倒で時間もかかりますが、これをやっておかないと後から悲惨な事になりますので、できる限り綺麗にすくい上げましょう。

終わったら排水します。

うちの排水は見えるようになっているのですが、たくさんのカスがウジャウジャ出てきて凄かったです。

ひたすらお洗濯

排水後は通常通り「洗い」→「すすぎ」→「脱水」の作業を高水位で行って行きます。

最初だけはかなりのカスがはがれ落ちるので、「洗い」→「洗い」→「すすぎ」と進めて行く方が良いと思います。

何度も何度も洗濯機を回しますが、どんどん大きな汚れが剥がれてきてワカメのようなカスが浮遊します。

排水の時は確実に底にカスが残るので、毎回水を注いで流すと効果的です。

頑固な汚れが下に溜まります

私の場合だと洗浄の期間があきすぎていたせいで合計5回ほど回しました。

それだけ回しても通常の洗濯に少し出てきていたので、かなりの洗浄能力があったと思います。

最後のまとめ

時間も手間もかかる作業なのでかなり面倒な作業とはいえ、日常的に着用する衣服なので最低でも3ヵ月に1回くらいの頻度でできるとベストかもしれないです。

ちなみに無添加の洗剤を使っていても洗剤カスがカビのエサになるので、洗濯槽が汚れないというのは絶対にないです。

結局はどんな洗剤を使っていてもカビは害があるので、洗濯機を使う以上は小まめな洗浄が必要です。