バリアフリールームは育児にも最適「いこいの村ひろしま」でホテルステイ

標高600メートルの宿泊施設

広島県の安芸の山中、標高600メートルほどの所にある「いこいの村ひろしま」にホテルステイしてきました。

今回利用したのはその中でも身体の不自由な方が利用しやすく設計された「バリアフリールーム」を選択。

とはいうものの実際に不自由な方が泊まれなかったら申し訳ないので、前日まで様子を見て空きが続いていたので予約させてもらいました。

 

自然に囲まれて密も回避

いこいの村ひろしまは自然に囲まれたロケーションで、まわりには国定公園の「深入山」や秘境として知られる「三段峡」、スキー場やキャンプ場、ダムなども見られる自然を堪能しながら遊べる場所が豊富に揃っています。

 

和室も備えたバリアフリールーム

今回利用したバリアフリールームは、その名の通り身体が不自由な方でも無理せず過ごせるように工夫された和洋室27平米の部屋になります。

車椅子の利用者も想定されているので入口のドアは出入りのしやすい横開きのスライドドアになっています。

比較的重たいドアで開閉は力がいるので、通常のドアに比べると指詰めなども起きにくいので子どもには安全かもしれません。

 

ツインベッドが備わった洋室部分は車椅子が行き来しやすいように通路が広く取られています。

いつも子ども達はベッドでぴょんぴょん飛んで遊ぶのですが、ここに関しては通路が広いので行ったり来たりして遊んでくれていました。

 

和室部分は3畳間で、洋室部分より段が高く作られています。

高く作られているのは車椅子の方でも移動がしやすいように配慮されているためで、子ども達はこの段差のせいで和室が特別な感じに思えて嬉しかったようです。

また、和室部分と洋室部分がこの高さで区切られるので、子どもを下で遊ばしつつ大人は和室でゆっくりということも可能でかなり良かったです。

 

バスルームはトイレと一体になったタイプですがちょっとした洗い場も付いています。

全面タイル張りなので子どもが水をバシャバシャしてしまっても大丈夫です。

浴槽はまわりに座れるスペースが確保されています。

熱いのが苦手な子どもを足だけつけさせて入浴するなど臨機応変に活用できそうで、こういったタイプのバスタブはありがたいです。

設備は?

部屋から見られる景色は自然たっぷりの景色で、ずっとながめているだけでも癒されます。

 

部屋の冷蔵庫は大きめのワンドア単身タイプ。

子どもを連れていると自販機では買えない持参のドリンクや離乳食など、特に夏の暑い時期はかさばるのでこれくらい大きいサイズは本当に助かりますね。

 

電子レンジは3階に設置してあり自由に使うことができます。

コインランドリーは設置がないようなので着替えはそれを見越して持っていく必要があります。

駐車場は施設前に100台完備で駐車料金は広島では珍しく無料で、屋外で屋根もなく広いので大型のキャンピングカーなどでも大丈夫そうです。

今回は子どもがいるのでちゃんと子ども用のスリッパも用意されていてサービスの良さも感じました。

 

山の中なので携帯の電波が心配ですが、窓から見ると携帯の電波塔と思わしきアンテナ塔が数本。

実際アンテナは全部立っていてスマホの使用は問題なしでした。

館内の無料Wi-Fiも実用範囲内のスピードで、上り下り共に20Mbps前後が出ているので仕事でPCなど持ち込んでも問題無さそうです。

キッズスペースも完備のロビー

ロビーのエリアはかなり充実しています。

 

ロビー横の休憩室には卓球台が設置され自由に使う事ができるようになっています。

 

温泉に続く通路の途中には驚きのフィットネス器具の設置までありました。

 

そして特筆すべきはキッズスペースの設置です。

ホテルにあるキッズスペースと言えばオモチャが置いてあったりマットが敷いてあるだけだったりと簡易なものが多いのですが、ここのは大型で、手前は走り回ったり巨大積み木で遊べるマットゾーン、奥は滑り台とボールプールで遊べる遊具ゾーンが設置されています。

子ども達はここがとにかく楽しかったようで、ちょうどチェックアウトの際に次のプランを決めるために遊んで待っていてもらったのですが、2時間近く飽きずに遊んでいて満足したようです。

ホテルでこのレベルのキッズゾーンが設置されているのは初めての経験でした。

山中なので食事には要注意

色々設備は揃っているのですが、自然豊かな山の中の施設。

当然まわりにはスーパーも食事処もコンビニもありません。

ロビーも食事になるような食べ物の取り扱いがなく、館内レストランは土日祝祭日のみの営業とされているので、夕食は時間をかけて山を下るか何かしら購入していく必要があります。

わが家は1時間ほど手前のスーパーに立ち寄りお弁当などを調達して冷蔵庫に保管しておきました。

病院なども急用の際は2時間くらいかかりそうなので、体調が怪しい場合は宿泊を控えた方が念のためです。

最後のまとめ

今回はバリアフリールームと、身体が不自由な方へ配慮された部屋へ宿泊しましたが、子連れの家族が宿泊するのにも危険箇所が少なく、部屋も余裕をもった作りになっているのでとてもオススメできる感じでした。

特に家と使い勝手が異なり困りやすいお風呂場も使いやすく、親としても育児のストレスが軽減されるお部屋でした。

ここ以外にもバリアフリールームは用意されている事があるので、今後もギリギリで空きがあるようであれば利用を考えていきたいと思います。