【ハウステンボス】テーマパークだから高級でも子連れで泊まりやすい – ホテルヨーロッパに宿泊してきました

念願の宿泊

ハウステンボスで運河を移動するカナルクルーザーに乗ったことがある人なら必ず目にするのが運河沿いに建つ「ホテルヨーロッパ」。

念願の宿泊を果たしてきたのでレポートします。

ハウステンボスの高級ホテル

ホテルヨーロッパと言えばハウステンボスのオフィシャルホテルの中でも1位・2位を争う価格帯のホテルで、我が家も特別な時にって決めていました。

今回9月19日に予定されていた九州一花火大会が直前で中止になり、予約してたマス席のお金が返ってきたのでそれをホテルに回そうと言うことになって実現しました。

高級ホテルは気を遣う反面経験になる

2歳や4歳の子連れだとまだまだ高級ホテルでの振る舞いは気を遣います。

ただそれは独立したホテルの話。

実はオフィシャルホテルの場合、こういった部分は様々な世代や国籍の方が利用する事もあってハードルがは低くなっています。

とはいうもののロビーで走り回ったり朝食会場で野放しにするなどは御法度。

ある程度気軽な環境でありつつこういった場所での振る舞いを覚えさせる事ができるので実はけっこうオススメできるのです。

我が家としても大人になってから高級ホテルのロビーでたむろして大声を出したり、朝食会場でマナーが悪かったりは避けてほしいので、小さいうちから適度にこういったホテルを経験させるように意識しています。

このホテルだけの特別な体験

経験という部分ではホテルヨーロッパなら他とちょっと違った体験もできます。

特別なクルーズ体験

15時以降にウェルカムゲートから専用のチェックインクルーズが出ており、運河を使ってのホテルチェックインができます。

ホテル到着時は楽器演奏でお迎えをしてくれるなど、普段体験することのないおもてなしを受けることができます。

朝はチェックアウトクルーズで、行き帰り共に専用クルーズで移動する事も可能ですよ。

14時からは特別なクルーズも

クルーズは他にも「宿泊者専用クルーズ」も行われています。

本来はウェルカムゲート〜タワーシティ、タワーシティ〜ウェルカムゲートと半周づつで連続の1週クルーズは無いのですが、14時から予約制で1周のツアーが実施されています。

ホテルのスタッフに丁寧に見送られてのクルーズ出発はなかなかの気分で、乗り慣れたクルーズの景色も違って見えます。

ぐるっと運河をまわって再びホテルに到着するのは気持ちよいですよ。

チェックイン前・後どちらも利用できるようで、できればチェックイン前がオススメ、なぜならクルーズ後そのままチェックインしてお部屋に向かう事ができますので。

3世代ならコネクティングルームも選択肢に

今回の旅は私の両親も含めた3世代での旅でした。

そこで用意したのが「コネクティングルーム」。

コネクティングルームというのは隣どおし2つの部屋が繋がった部屋のことで、わざわざ廊下に出て移動する必要がありません。

ホテルヨーロッパの場合、窓際に移動用の扉が用意されていました。

扉は各部屋に1枚ずつ用意されていて、ドアノブは内側しかないので、扉を閉めてしまうと相手側から開けることができず、着替えなどの際のプライベートは守られますし、男女共同の旅などでも就寝の際は部屋をキチッと分けられるメリットがあります。

扉を常時開放していてもバス・トイレは2つずつあるので、部屋の使い勝手も向上します。

3世代ならではの使い方も

小さな子ども連れで3世代での旅行ならさらに利便性は高まります。

例えばお風呂などもおじいちゃん・おばあちゃんに見ておいてもらいやすくなるし、最後の部屋の片付けも子どもを預けてサクッとできます。

子どもからしたらカクレンボができるような間取りになるのでかなり楽しい空間になります。

同じ部屋の感覚でありながら、様々な部分で空間が仕切られるメリットはこの部屋ならではです。

まるで絵本の中みたい

お部屋の調度品はさすが高級感を醸し出す感じで、子どもが読む絵本の中に出てくるような調度品が置かれていて子どもも嬉しそうです。

食器が入っている棚はまるで海外のおうちに来たみたいです。

ティーポットなんかも備わっています。

グラスなどは小さい子どもがいると気を遣いますが、こういったアイテムの1つ1つがお部屋で過ごす満足感をあげてくれます。

冷蔵庫はビジネスホテルなどと共通のタイプですが、、、

中身が入っているミニバーになっています。

もちろん有料なので、自分で伝票に記入しチェックアウトの際支払いが必要。

営業時間内であればホテル前の「シーブリーズ」というお店で色々買う方がお値段的にはお得です。

使い勝手の良いバスルーム

バス・トイレは別々で子育てファミリーには使い勝手が良くなっています。

洗い場があるだけで何十倍も助かりますし、大きな浴槽は1日子どもを抱っこして歩いたあとには天国です。

シャワーは海外の固定式と日本式の2つが用意されていて、珍しさでは海外固定式は良いものの子どもを洗うには日本式が使いやすいのでこういうタイプはありがたいです。

ママも満足な洗面台

洗面台はママウケしそうな感じ。

可動式で拡大もできるミラー付きでお化粧もはかどります。

小分けされたアメニティは使わなくてもお土産になりそうでいいですね。

優しい香りのフレグランス・ボトルも設置されていて、優雅な気分です。

高級感漂う広いロビ

ホテルヨーロッパに入って一番最初に驚くのは広いロビー。

チェックインの説明などはカウンターではなくロビーのイスに腰掛けて行われ、宿泊名簿も部屋で記入して後渡しになっています。

そのため人の滞留もなく余計に広く感じるようになっています。

朝食もゆっくりと

朝食は2箇所から選べるようになっていて、ビュッフェを選ぶとロビーのラウンジで食事をするようになります。

現在はコロナ対策のため一方通行で小分けされた食事をスタッフが取り分けてくれる仕様になっていて、ちいさな子ども連れだとトレーを出すだけで食事を置いてくれるのでとっても便利なシステムでした。

料理のお味は流石といった感じです。

チョコワのコーンフレークやフルーツもあるので小さな子どもでも食べやすいメニューでした。

高級ホテルだけの特別なはからいも

ハウステンボスのまわりには幾つかのオフィシャルホテルがあるのですが、「ホテルヨーロッパ」「アムステルダム」の一部グレードに限り長崎空港からの無料送迎バスが利用できます。

両親が飛行機を使っての長崎入りで、ヨーロッパの宿泊は到着翌日だったものの、事前問い合わせで利用可能とのことで予約して利用させていただきました。

空港は荷物をピックアップして出口を出た所にハウステンボスカウンターがあり、そこからバスまでアテンド。

対応もとっても良かったそうで、バス運転手も親切だったそうです。

他に利用者がおらず貸切だったのもあり旅の記念としても思い出深いものになったようです。

子ども連れなら便利

空港を利用しての旅行なら、船を使ってのシャトル便とシャトルバス2つの直通ルートがあります。

子ども連れで荷物もベビーカーもあったりなら予約しておけるこのシャトルバスがかなり便利かもしれません。

料金面でも交通費で大人2食分くらいは浮くので、それを考えれば他のホテルからの差額でヨーロッパに泊まれるようになるかもしれませんよ。

期間限定で24時までライトアップも

9月30日までは宿泊ホテル限定で24時までライトアップを独占できる特典が付いてきます。

私たちもせっかくなので10分ほど歩いてアートガーデンへ。

連休前で宿泊客も少なく、誰もいないパークを歩けるのも特典のひとつです。

アートガーデンも誰もおらず家族貸切でライトアップを堪能。

クローズ時間後は音楽もストップするので、虫の音をBGMにライトアップを楽しむ事ができます。

最後のまとめ

今回はGo To トラベルの恩恵はあったもののそれでもそこそこの料金。

ただ、クルーザーでの特別な体験や送迎などの特典、特別なおもてなしなど、お金では変えられない体験もたくさんできました。

子どももまだ小さいのでどこまで意識ができているかはわかりませんが、それでもよく利用するビジネスホテルとの違いはわかっているはずです。

両親も若かったころはこんなホテルに泊まることもなく、今となっては自分たちで泊まるにも振る舞いがわからないので、孫と一緒に初めての体験をすることが楽しいようです。

贅沢と言われるかもしれませんが、経験を買うためには必要な投資もありますし、こどもの育児費用と考える事もできますので、チャンスがあるなら積極的にこういった経験はさせていきたいと考えています。