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ちゃんと保存してる?
子どもが生まれると日々の日課になるのが「写真・動画撮影」。
いまではスマホに当たり前にカメラ機能が搭載され、画質も申し分ないレベルまで向上しているので、わざわざ一眼を買ってまで撮影している人も随分少なくなったと思います。
ただ皆さん撮るだけになってませんか?
ちゃんとどこかに保存しています?
スマホに撮るだけ撮ってそのままにしている方けっこう多いのではないでしょうか?
今回は初級〜上級にランクを分けて子どもの写真の保存術をお送りします。
【初級】Google フォトを使う
まずは一番手頃なプランから。
無料で容量制限無しに写真と動画を保存できるのが「Google フォト」。
クラウド型の保存ツールなので、同じアカウントでログインしていれば、スマホやPCなど複数のデバイスで写真を共有することができて便利です。
使い方も簡単で、スマホであればアプリを立ち上げるだけで自動的に保存作業が始まるなど手軽さもピカイチです。
但し注意点が1つ。
標準設定だと写真や動画の容量を規定値まで小さく削って保存する事になっています。
なので高画質で撮影した写真や動画は画質を落とされての保存となります。
撮影したままの綺麗な画質で保存したいと言う方にはそのままの画質で保存できるモードがありますが、無料保存容量15GBを超えた場合それ以降は保存できなくなります。
もちろん年間契約でテラバイト単位でクラウド容量を契約するのも有りですが。
私の活用法としては写真や動画を手軽に確認したり人に見せたりする用に利用しています。
【初級】みてねを使う
すでに最強の写真と動画保存・共有ツールとして知れ渡っているアプリが「みてね」。
一世を風靡したmixiが手がけるサービスになります。
みてねは保存と言うよりも共有がメインで、アカウントに紐付けて登録した家族や親戚などに子どもの写真を手軽に共有することが可能です。
写真は日付ごとに並び、月単位でページをめくれるようになっていて便利です。
だれがいつごろ見てくれたのかもわかるので、子どもに関心を持ってくれていることも実感できたりします。
動画のアップロードは3分までなのが物足りない感じですが、有料プランに登録すると10分まで可能になったり共有できる範囲を細かく設定できるなど融通が利くので、私は有料プランで活用しています。
【中級】Amazon Photosを使う
ここからは中級編です。
Amazonの有料会員サービス「Amazonプライム」の特典である「Amazon Photos」を利用する方法です。
このサービスの何が良いかと言えば「写真をオリジナルの画質のまま無制限で保存できる」ということに尽きます。
ここ以外にも写真の保存サービスはありますが、どれも有料で毎月保存できる容量が制限されています。
今の時代毎月ギガ単位で写真を撮ることなんてザラなので、無制限で保存できるメリットはかなり大きいと言えます。
操作も簡単で、Googleフォトと同じくアプリを立ち上げたら自動的にアップロードが始まる手軽さも評価できます。
ただしGoogleフォトと違うのが動画を保存するには容量を食ってしまうことです。
無料の容量を超過するとAmazonの提供するクラウド契約が必要になってきます。
ちなみにAmazonプライムは有料のサービスで、現在の年会費は4900円。
月間410円程度の金額で写真を無制限に保存、それ以外にも子ども向けビデオもたくさん見られるし、音楽も聴けます。
また育児中はamazonでの買い物もたくさんするでしょうから送料ゼロ円もメリットがあります。
私は写真をオリジナル画質のまま保存するクラウドストレージとして活用すると共に、子どもにシリーズ物のアニメを見せるなど毎日活用させてもらっています。
【上級】NASを使う
上級編はちょっと難しくなります。
NASを活用して安全に保存する方法です。
NASというのは(Network Attached Storage)の頭文字を取ったもので、ナスと呼びます。
機械の中身はハードディスクなどの記録機器が入っていて、パソコンの外付けハードディスクなどと同じように使う事ができます。
ただ普通のハードディスクと違うのはインターネットで繋がっていて、ネット環境があればどの場所からも保存や読み出しができるということがあげられます。
簡単に説明するならば今まであげてきたクラウド型の保存サイトを家の中に構築してしまったのと同じ事です。
もちろん自前なので毎月の利用料も不要ですし、写真や動画以外なんでも好きに保存できます。
「それなら安く外付けハードディスクを買ってきても良くない?別にネットに繋がって無くてもいいし」と考えるのが普通だと思います。
私が通常の外付けハードディスクでは無くてNASというのはを選ぶ理由があります。
それが普通の外付けハードディスクは突如エラーで使えなくなる可能性があるからです。
私は過去数台のハードディスクの寿命を経験してきました。
それも前回まで普通に使えていたのに今日から全く使えないといった予兆もない突然死です。
これ子どもの大事な動画が10年分とか入っていたらと思うとゾッとしませんか?
ではNASだと何が良いんでしょうか?
実はNASには特別な仕掛けがあって中に同じ容量のハードディスクが複数入っています。
その複数のハードディスクに同じデータを複製して保存していくという仕組みです。
これは特に毎回設定が必要というわけではなく、初期に設定すると以降はバックアップしながらの保存となりますので特に意識しなくても安全が保たれて行くわけです。
万が一1台のハードディスクが壊れてももう1台にはデータが残っているので、新しハードディスクに交換すると再び2台のハードディスクとしてコピーを行ってくれます。
ただし同時に同じデータを書き込むので、ハードディスクは2台以上必要で当然容量も1台分の容量しか認識されません。
NASは理解も必要で簡単とは言えませんが、私は比較的初心者でも扱いやすいSynologyというメーカーの機器に3TBのハードディスクを2台取り付け、動画の保存専用として運用しています。
私が使っているNASの現行モデルはこちら
内蔵用ハードディスク(同じ物2台)
NASの機器はあくまで箱だけの状態なので、利用用途に見合ったハードディスク容量を選んで取り付けるようになります。
投資額としては少しかかりますが、大切なデータを守るためにもこれくらいはかけても良いと思います。
一度購入すれば数年は持つので、実質毎年の運用費は数千円程度。
最終的にクラウドサービスに登録するよりも割安になります。
まとめ
子どもにかける費用は物価の高騰もあり年々家計を圧迫していきますが、お金に換えられない価値が子どもの成長記録や思い出ですよね。
昔と違って写真のデータ保存は割安で手軽、大量に保有できるなどのメリットがある反面、保存機器などの故障やメディアのエラーなどで全て消えるのは一瞬です。
そう考えると印刷された写真以上に気を付けて補完する必要があります。
少しお金をかけてでもNASや有料サービスの契約は子どもの思い出を残してあげる有効な投資になりますよね。
今すぐにでもバックアップは考えて行った方が良いので、悲しまないうちに行動に移しましょう。