産後1年はママもゆっくり休んでいいじゃない。妻をゆっくりさせた理由

1年間は何にもしなくていいよ

今日は妻の出産後1年間ゆっくりお休みしてもらった話をします。

2015年の12月、長女が誕生したとき妻は1年間の育休を取らせていただいていたのですが、その1年間の間は炊事も洗濯も特に気にせず自由に休んでもらうようにしていました。

もちろん何もせずにダラダラというのはいけないので、炊事なども自分でやりたくなったときはしてもらうという感じでした。

これは意図もなく休んでもらったわけではなく、ちゃんと自分なりの思いがあったからです。

大変なのは出産の時だけではない

無事に赤ちゃんが生まれるとどこかホッとして妊娠中の苦労を忘れてしまいそうですが、女性にとって出産は長い長い十月十日という約1年間の努力と苦労があってこその結果となります。

私も男性なのでその苦労は想像さえ難しいのですが、妻が妊娠中でお腹も目立ちはじめた頃、職場で働いている姿を見る機会がありました。

妻の仕事は男性でも大変な外で働く専門職。

重たい荷物を持ったりもある決して楽ではない仕事です。

お腹に子どもを育みながら働く姿をいまだに思い出すとジーンと来る位なのですが、女性は1年間のあいだ日々重たくなっていく身体を支え、交通手段も自由に選択できず、時には無理して徒歩で移動したりと様々な努力をして出産に臨んでくれたわけです。

なので無事に出産したときはその日の頑張りだけではなくて、1年分のねぎらいと理解を示してあげるのが理想だと考えます。

出産後はホルモンバランスが崩れる

女性が出産を終えるとそれまで活躍していた多くのホルモンが一気に役割を終えます。

これが俗に言う「産後にホルモンバランスが崩れる」現象です。

ホルモンバランスの崩れは、例えば太りやすくなったり肌荒れや不眠を引き起こしたりという体調の変化を引き起こしますが、自律神経の乱れから精神的にもイライラが募るようになります。

ただでさえ0歳児の育児は神経も過敏になるし、夜中も定期的に起きて授乳をしないといけないなど精神的に参りやすい期間ですが、そこに来て自律神経の乱れは女性にとって大きなダメージになると思われます。

なので1年間とまでは言わないものの、出産後はできる限り身体を休め、精神的にもフラットな状態でいられるような環境をパートナーである旦那さんが作りあげてあげる事が大切になります。

出産後からはタッチ交代

私の場合は家事は嫌いではなかったし、先に挙げた働いていた姿を見ていたこともあって、出産後からは努力のタッチ交代といった感じで、ホルモンバランスが元に戻る期間は3ヵ月程度が目安とされていたものの、出産までの頑張りを見積もって1年間はとにかく休んでもらいました。

妻はそれがプラスになったかはわかりませんが、その後は大きな不調もなく元気に暮らしてくれているので、良かったのでは無いかと思います。

実際産後のホルモンバランスケアの項目としてストレスケアというのがあるので、あながちズレてはないと考えます。

男性も大変な産後鬱

今まで述べてきた事がなぜ大切かというと、出産後の女性は産後鬱にかかる可能性もあるからです。

妻は高齢出産の年齢粋での妊娠・出産で、私としても産後鬱にならないようケアする必要がありました。

産後鬱になると家族のケアも大変になります。

そうなると一人では何もできない赤ちゃんへのケアも100%で無くなってきますし、夫である私もダウンしてしまう可能性だってあります。

ちなみに産後鬱の症状は、なんのキッカケもなく涙がポロポロ出てきたり、気分の浮き沈みが激しくなったり、極度の疲労感や怒りのコントロールが効かなくなったりと複数の症状が出てきます。

妊娠・出産で頑張った奥さんなのに、何の罪もなくこういった症状が出る可能性があるので、夫婦お互いのためにも出産後は旦那さんの頑張りが必要不可欠になってきます。

ちなみに産後鬱の原因は出産ばかりではなくて、旦那さんとの家族間の問題というのも原因としてあるので、そこは覚えておいて損は無いと思います。

毎日のありがとうが大切

妻にゆっくり毎日過ごしてもらい、家事や育児を夫である私が積極的にこなしていくことは、妻へのありがとうの感謝の代わりになります。

もちろん言葉には出していないので伝わらない事もたくさんありますが、無理をさせていないことは妻も感じ取れるので、言葉にしなくても妊娠中の頑張りをねぎらっていることは潜在的には伝わっていたと思っています。

もちろん様々なご家族がいらっしゃるので、旦那さんは遅くまで働いていたり、肉体労働でクタクタになったりもあるかと思います。

それでもお茶を一杯いれてあげて少しでもゆっくりしてもらうとか、1週間に1回だけ食事の当番を交代するとか、繊細な時期なのでちょっとした事でも喜んでくれるんじゃないかなと思います。

それよりも大切なのはやっぱり旦那さんの1年間に対する感謝の気持ちを待つことかもしれませんね。

最後のまとめ

妊娠中は喜びも期待も多く、頭の中ではこうしてあげようとか色々考えていたと思うのですが、いざ出産して赤ちゃんが目の前に来ると余裕も無くなりそれどころじゃ無くなって来るかと思います。

でもそれはママも一緒で、今まで妊娠中で大変だったのがもっと大きくなって続くわけです。

尚且つホルモンバランスも崩れますし。

なかなか女性の身体の事は男性も理解しづらいと思いますが、どんな変化が起こるかなど少し調べて頭に入れておくだけでもお互いのためになりますし、より良い夫婦関係を目指せるキッカケにもなるはずです。

無理はいけませんが、すこーしだけでも奥さんをねぎらってあげられたら素敵な未来になっていくと思いますよ。