この記事のもくじ
赤ちゃんは苦しんでいるかも
赤ちゃんが生まれておくるみやロンパースを着せる際、ニオイのきつい洋服を着せていることは無いでしょうか?
大切な赤ちゃんなので、最近流行りのお花のニオイとかの衣装を着せてあげたい気持ちはわかります。
だけどもしかすると赤ちゃんは苦しんでいるかもしれませんよ。
ママの匂いはお腹のなかから感じている
赤ちゃんは妊娠7ヶ月頃になると嗅覚も発達し、胎内でママが食べた物のニオイもわかるようになっているそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんが嗅覚を活用できているかはわからない部分もあり諸説あるようですが、胎内にいた頃の羊水のニオイに誘われ乳首に吸い付いているなども言われています。
もしママの洋服の香りがきつかったら?
もし抱っこしてくれるママのお洋服から華やかな香りがプンプンしていたらどうでしょうか?
赤ちゃんは大切な成長過程の中でママのにおいを判別することなく、花の香りやフルーツの香りとして記憶に刷り込まれていくかもしれません。
成長過程でも注意すべき可能性
福井大学のマウスを使った研究では、生後7日までに嗅いだにおいは好ましいと脳に刷り込まれ、適切な環境入力を受けないと将来自閉症などの異常が生じる可能性があることが発表されていて、あくまでマウスでの実験ですが、もしこれが人間の赤ちゃんにも適用されるとすれば赤ちゃんの成長と匂いについては注意を払う必要がありそうです。
においを付けると売れる
現在様々な衣料用洗剤が発売されていますが、ほとんどが何かしらのニオイ付き洗剤です。
中には同じ成分なのにニオイ違いのシリーズ商品もあり、ニオイを付けている一つの理由として、消費者に選択肢を与えて売れやすくしているためなんて事も言われています。
大人はニオイに慣れているだけ
私はそんなにニオイのきつくない洗剤を使っているから大丈夫!なんて思っている方、要注意です。
ニオイがきつくない洗剤と思っているのは実は本人だけなのです。
マスキング効果とは?
強いニオイを感じた時、ずっとそこにいると鼻が慣れてきて耐えれるようになった経験って何度もありますよね。
これは人間の嗅覚にマスキング効果という現象が起こり、鈍感になるような仕組みを持っているからです。
体臭がきつい人が自分ではあまりそう感じていない、耐えられてしまうのはこの仕組みがあるからです。
これは洗濯用洗剤にも言えることで、毎日嗅いでいる洗剤のニオイがマスキング効果によってニオイを感じづらくなっているだけなのです。
試しに数ヶ月ニオイの無い洗剤で洗ってみてください。
久々に元の洗剤を使うと強烈なニオイを感じるはずです。
もし生まれたばかりの赤ちゃんにもマスキング効果をさせているとすれば、ちょっと可愛そうな気もしますね。
シャボン玉スノール
では何を使ったら良いかってなりますよね。
私は完全無添加の通販商品を使って洗濯していて柔軟剤も不使用です。
特にこれで困ったことは無いし、部屋に取り込んだお洗濯から自然な太陽の香りがして気持ち良いくらいです。
みなさんが市販で購入するなら「無添加 シャボン玉スノール」がおすすめです。
実際これも使っている洗剤ですが、特に汚れ落ちも問題なく変なニオイが付いていないので安心して使える洗濯洗剤です。
気になる成分は?
成分は超シンプルで、配合されているのは水と純石けん分(脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)のみ。
脂肪酸カリウム
液体状の純石鹸のことを指し、天然の油脂である脂肪酸と水酸化カリウム(苛性カリ)が反応したもの。
液状なのでボディソープなどに用いられます。
脂肪酸ナトリウム
固形の純石鹸のことを指し、天然の油脂である脂肪酸と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)が反応したもの。
固形石鹸などはこちらの成分になります。
安心できる無添加製品
シャボン玉スノールには今回の要となる香料が含まれていません。
それに加え、科学合成による界面活性剤(汚れを浮かせる成分)や蛍光増白剤(衣類を白く色付けする添加剤)といった添加物も含まれていないため、余分なニオイを防ぐ以上に、一般的な洗剤により引き起こされる可能性のあるアトピーや、皮膚のかぶれなどからも赤ちゃんを守ることができます。
界面活性剤が無いと汚れおちしないのでは?
そこは大丈夫。
そもそもの純石けん分が無添加の界面活性剤の一種です。
汚れを浮かせて衣類をキレイにする機能はちゃんと持っています。
シャボン玉スノールは品名に「洗濯用石けん」と記載されていますが、家庭用品品質表示法により、純石けん分以外の界面活性剤を含有しないものは「洗濯用石けん」、含有するものは「洗濯用複合石けん」と記載することと定められていて、石油から精製された合成界面活性剤を含んでいる製品には「洗濯用複合石けん」と記載することが定められています。
泡立ちが悪いんだけど大丈夫?
最近の洗剤は泡立ちが少なくなってきているようで、エコの観点からも大量の泡が発生すると多くの水で洗い流す必要があったり、やっぱり排水から泡がモコモコ立っているのは、企業としてエコでは無いように見られがちになるので割ける傾向になってきたのだと思われます。
そもそも汚れを落としているのは界面活性剤であって、泡は界面活性剤によって水の表面張力が下がったために発生する副産物のような物です。
昔は泡立ちの良い製品の方がCMでも見た目が良かったなど、消費者のニーズがあったので、逆に泡立ちやすい界面活性剤を研究開発していたくらいで、現在はそれほどこだわらなくなったと言えます。
気をつけたい”無添加”もどき
無添加の洗濯用洗剤安心なのはわかりましたよね。
じゃぁ無添加の洗剤を購入するぞっ!て意気込んでいる方は少し待って。
ここに3つの成分の製品があります。
製品A・成分(純石けん分)
製品B・成分(界面活性剤・香料)
製品C・成分(界面活性剤・蛍光増白剤)
さてこの中で無添加製品として発売できるものはどれでしょうか?
ここまで読んでいただいた方は迷わず製品Aと答えますよね。
残念ながら正解は全て無添加製品として販売することが可能です。
添加物が1つ入ってなくても”無添加”
製品Aは正真正銘の無添加製品、製品Bは蛍光増白剤を使っていない無添加洗剤、製品Cは香料を使っていない無添加洗剤というように、実は無添加の定義は法律などでキチッと定められたわけではないのです。
つまり、無添加の材料が1つでも入っていなければ無添加製品として販売することが可能なのです。
現状では洗剤に限らず本当に純無添加なのかは自分の目で確かめるしかなさそうです。
やっぱりお高い?
無添加製品は高額のイメージがあります。
シャボン玉スノールは、私が購入したドラッグストアだと1リットルのボトル入りが1000円ちょっと、アマゾンだともう少し安くなって800円ほどで販売されていて、同じサイズの洗剤が300〜600円くらいの間で販売されているのと比べると数百円高いくらいでしょうか。
この数百円を節約するかどうかは個人の価値観になりますが、赤ちゃんを守ってあげる保険として考えると安いものではないでしょうか。
もしアトピーや皮膚炎などを併発する可能性を考えると、その治療代分は十分まかなえると思います。
最後のまとめ
赤ちゃんの健康を守ってあげられるのは親しかいません。
病気を防いでいくことは当然のように大切ですし、日常的に使うものから改善していけるのであれば何よりです。
我が家では子どもに触れるもの肌を洗うものなどはできる限り無添加にしていますが、やっぱり病気もなく元気に育ってくれているので、小さな積み重ねが健康を維持しているのだと考えます。