この記事のもくじ
産後うつの次は更年期障害
女性が出産を終えてから起こる症状で「産後うつ」がありますが、それが終わってからやってくるのが更年期障害です。
20代など若いうちに結婚して出産すると更年期障害までは相当な期間がありますが、我が家のように妻が40代に近い高齢出産だとどうしても数年後から更年期症状の兆候が見えてくるようになります。
更年期障害がひどかった母親
私が中学生のころ、ちょうど母親が更年期でその症状がけっこうひどかった記憶があります。
里帰りなどしても朝に布団から起き上がる事もできず、父親から家の用事で急かされているような事もありました。
火照りもひどかったようで、汗もたくさんかき熱い熱いと言っていたのを覚えています。
いま思えば怒りのコントロールも制御が効かなくなっていたんじゃ無いかとも思います。
そういう経験から女性はそういう症状の時期があることを覚えていたのと、大人になるにつれ更年期障害について知る機会もあったので、結婚したときには自分の奥さんをサポートしていけたら素敵だなって思っていました
そもそもなんで更年期障害が起こるの?
更年期障害について理解するためにはその仕組みや原因を知っておく方が自分も気楽です。
なので少しばかり勉強をしてみました。
女性が「生理が終わる10年間の体調がキツい」なんて言っている事があったのですが、その通りでだいたい45〜55歳くらいの期間が更年期と言われており、思春期、妊娠出産期に続く3つ目のステージになります。
更年期に入ると卵巣の機能低下が起こり、それまで分泌されていた女性ホルモン「エストロゲン」が分泌されにくくなってしまいます。
女性らしさを作り出すのが卵胞ホルモンであるエストロゲンです。
体型が丸みを帯びたり、髪の毛の艶が出たり、脳や自律神経にも働きかけるホルモンです。
女性の健康を支える役割もあり、心身共にバランスを保つ役割を担っています。
更年期障害はどんな事が起こる?
更年期障害は人によって症状が軽かったり、私は来なかったよって言う人だっています。
更年期の最中にどんな環境に置かれているかは更年期障害の症状にも強く関係するようで、例えばその時に子育てが大変だとか、仕事のストレスが大きかったりなど、精神的・環境的な部分でも左右されてしまうことが多いようです。
特に45〜55歳といえば仕事でも期待されいる年代でしょうし、親の介護問題も起きてくる時期でもあります。
30代で産んだ子どもなら中学生になって難しい時期に入りますし、多くの問題にストレスを感じてしまう事でしょう。
そうなると通常よりも重い症状が出てしまうこともあるそうです。
更年期の症状として一番最初に言われるのは自律神経の乱れではないでしょうか。
私の母にもあったように火照りや発汗、のぼせ、それ以外にも頭痛や肩こりが起こったり、怒りのコントロールが難しくなったり、不安感を感じるなど精神的な症状や、不眠や食欲不振が起こる場合もあるようです。
大切なのは家族の理解
私の妻も40代を過ぎ、更年期についても考え受け止めて行く時期に入りました。
私が子どもの頃の経験から思うのは、「最優先は家族の理解」だと考えます。
人によっては私の母のように朝起きづらくなってしまう方もいらっしゃると思います。
ただそれをパートナーが「怠けてる」「ダラダラしてる」と口走ってしまう事には問題があります。
家族旅行の際にカラダが熱い、休ませてって何度も言われるかもしれませんし、失禁や陰部のかゆみなどデリケートな問題で悩んでいるかもしれません。
それをパートナーの方や家族がどうケアしていくかによって更年期の軽さ重さも随分と変わってくると思います。
女性はこの時期に入ると自分のカラダの変化について自覚はしているはずで、同時に制御もできない状態に不安を募らせているはずです。
一番近い存在であるパートナーの方がいち早く気づき、ケアしてあげる事ができたならそれが一番の万能薬になるはずです。
男性も知識を
女性の身体の事になるとなかなか男性としては調べる事はないと思います。
このブログも読まれているのはほとんどが女性かと思いますし。
ただ、家族の健康を見守るのも大切な役割です。
女性特有の症状だからとスルーするのではなく、夫婦で互いに年齢的な症状について学んで行く事は良質な家族関係に繋がるでしょう。
最後のまとめ
妻と言っても女性なので、更年期については簡単に口出せないし、やはりこういった話題を出すには気を遣います。
ただ、見過ごしていくのはもっと大変な事になるので、やんわりと話し合う形で情報交換するようにしています。
あと5年も経てば更に状況は変わっているだろうし、とにかく今は「許す」「受け止める」というのを意識して関わっています。