育児を頑張るほど悪者になっていく 家族の理解とすれ違い

両親との衝突

育児もやっと5年が迫ろうとしています。

他の同じ世代の方からすると5年なんてまだまだですが、それなりに頑張ってこれたのではと思っています。

とはいうものの、平穏なばかりでは決して無くてそれなりに悩んだり考えたりすることはたくさんあります。

その中でも両親との教育や育児の考え方の違いによる衝突というのを何度か経験してきました。

厳しさを指摘される

両親、つまり子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんはどこの家庭も同じく孫には優しい存在。

実家に帰ってくると自分たちの家で毎日過ごしているよりも甘くなるので、子どもたちにとっては居心地のよい場所になります。

アイスクリームは出てくるし、おやつだってあるし、おなかが空いたと言えば何か間食がでてきます。

ただ、やっぱり親としては教育や育児の方針がありますし、現代では多くの情報がネットでも手に入るので適切な育児方法なども昔に比べて入手・実践しやすくなっています。

なのでどうしても甘い部分が気にかかり両親にお願いすることがあるのですが、なかなかに理解をしてもらえない時があります。

自分としても育児についての考えがあるので、ある程度論理的に伝えるようになってしまうのが仇となって、最終的には厳しすぎるなんて指摘を受けたりするわけです。

誰かが厳しいのは当たり前

ではみんなが優しいだけの家族は子どもにとって良いのかということになります。

よくママは怖いなんて子どもが言うシーンを見たりしますが、実際には怖いのではなくて、一番子どもの人生を考え、安全を意識し、日々努力しているからこそ他の人よりも厳しく見えてしまっているのだと考えます。

子どもは大人の気持ちの裏読みなんてしませんので単に怖いだけの表現になりますが、やはり一番育児を考えている人はそれなりに厳しいのだと思います。

見えているゴールが違う

子どもが成長していくなかでいくつかの区切りがあります。

例えばある程度色々でき始める2歳になるとか、幼稚園に入園、小学校に入学など。

そういった区切りに向けて家族は意識し子どもが困らないように生活面も改善していくようになるのですが、子どもたちと楽しく接している家族にとっては幼稚園に入ることがゴールであり、小学校に入ることがゴールになっています。

育児に真剣に取り組んでいると考えが少し違って、幼稚園に入ることはあくまで通過点、子どもが幼稚園でどんな風に過ごしてどう成長して卒園していくかがゴール地点になります。

思考感覚としては幼稚園で友達と遊んでいても叩いたりオモチャを取り上げたりしないようにとか、ありがとうをちゃんと言えるとか、細かい部分まで未来の事を考えて教育をしていくようになります。

ただ、これがまた家族には通じなかったりして厳しいなんて言われてみたりするわけです。

子どももママもケアを

こういう事で悩んでいるママさんパパさんってたくさんいると思います。

やっぱり近い人に厳しいとか言われると自己嫌悪になりますしね。

ただ子どもと一番多く接しているのはそのママさんやパパさんなので、本当は周りの家族がケアをしてあげる必要だってあるはずです。

答えの無い育児は無限ループ

育児ってコレって言う答えが無いのでママやパパは毎日試行錯誤です。

コレは正しいのか、間違ってないか、悪いところは改善しなきゃとグルグル無限ループしていますよね。

なので自分の方針を指摘されたときってやっぱりショックは大きい。

毎日頑張ってる分心折れそうになると思います。

なので育児ノイローゼや虐待なんかも起こってしまうのかも。

家族は責任を背負わない

パパやママがストレスフルになって、残念な事件が起きることがあります。

当然それはいけないことですが、その時に世間から批判を受けるのは決まって加害者となったママやパパです。

悪いことをしているので当たり前なことですが、批判の目が他の家族との関係性にまで向くことはほとんどありません。

もしどこかでママやパパの心のケアもしてあげられる家族であったらもっと結果は違っていたかもしれないです。

最後のまとめ

あるネットの統計によると、6割ほどが両親との価値観の違いに悩んでいるそうです。

両親も悪気はなく孫に愛情がある故になのでそこは気分たちもしっかりと理解していく必要はあるし、それによくやってくれている部分もあります。

なのでエスカレートしすぎてお互いが感情的・批判的にならないよう気配る必要性があります。

いずれにしても子ども・孫のためであることには違いはなく、両親に感謝しつつ悩まない育児をこれからも続けていこうと思います。