動物園は何を学ぶ場所?親の言動が子どもの学びに

動物園で聞いたある言葉

我が家は動物園好きな一家で、各地の動物園によく訪れます。

その時に良くない発言を耳にすることがあります。

クサイ

一番聞くのが子連れファミリーのパパやママが臭いって言う発言。

動物園はたくさんの動物がいて肉や魚、お野菜、草などを餌として食べています。

当然ウンチもするわけでそのニオイも漂ってきます。

それをクサイと言ってしまうのはどうでしょうか。

親は子どものお手本

子どもは親をお手本にします。

親が何も考えずにクサイと言ってしまうのは子どもに動物園の印象をクサイものとして与えてしまいかねません。

実際クサイを言う子どもに対してご両親がきちんと教えているファミリーも目にしますし、何をしに動物園に訪れたかを考えるほうが子どものためになります。

動物園はニオイも学ぶ場所

動物園の良さはテレビでは体感できないことをリアルに学べることだと考えています。

大人になるとゾウを見ても驚かなくなりますが、初めてゾウを見た子どもは大きさに圧倒されているはずです。

パンダがここまで人気があるのは、日本中の動物園で気軽に見られる動物ではないことがその要因の一つになっているのは確実です。

日本は世界第2位の国

世界における動物園や水族館の数はアメリカに次いで日本が第2位の数を誇っていて、大小の規模や動物の頭数に各地違いはあるものの、これだけ身近に動物を体感できることは幸せなことだと思います。

なので漠然と動物園を訪れて動物だけを見るよりも、どんな食べ物を食べていて、どんなウンチをして、そのウンチがどんなニオイがするのかまで学びにするほうが子どもの影響にも良いのは言うまでもありませんよね。

また何かの職業に嫌悪感を感じさせてしまうことは、子どもの興味の幅を狭めるでしょうし、究極は職業選択の幅も狭める結果になるかもしれません。

菌がうつる

もう一つエッて思った発言がママが言っていた言葉。

動物園のふれあいコーナーは色んな小動物を触ったり、時にはカピバラやアルパカ、カンガルーなどの中型、大型の動物にも触れることができるとても貴重なコーナーです。

そこに入ってきたママがカピバラを触ろうとしてやめました。

そして言った言葉が「菌がうつるからやめとこう」。

リスクなのはむしろ動物

動物園の動物は人間のように病気にもかかりますが、動物園で適切な管理のもとで暮らしています。

ふれあいコーナーで菌がうつる可能性としてはむしろ動物の方。

何を触ってきたのか、何を保菌しているかもわからない人間が動物を触るわけですから動物のほうがリスクを抱えていることは忘れてはいけません。

最近ではなんでも除菌ブームで、その意識を動物園まで持ち込み入園料まで払って何をしに来ているんだろうと疑問に思いますよね。

最後のまとめ

子どもは親の言動をよく観察しています。

私は可愛い動物が好きなので、可愛い可愛いとすぐに言うのですが、やはり子どもたちも同じように可愛い可愛いと動物に興味を持ちますし、クサイと言うときにはこれが動物さんのウンチのニオイだよと興味をもたせるようにしています。

最近は動物の番組も増えて可愛いい面ばかりがクローズアップされがちです。

ただ、動物のニオイはテレビからは絶対に感じられないので、嫌悪感を興味に変えていく工夫は必要ですね。